各種販売促進ツールの企画・制作を行うSPエージェンシーである株式会社東具は、2009年から6年間、宣伝会議主催の「販促集客メディアフォーラム」「プロモーション&クリエイティブフォーラム」への出展を続けています。今回は、専務取締役の芦田 伊史氏に、これまでのイベントへの出展を通しての宣伝会議への印象と今後の期待についてお話を伺いました。
【POPメーカーから始まり、次々に新たな挑戦を】
東具の事業内容と、最近のお取組みについて教えてください。
東具は元々、POPメーカーとして会社を立ち上げ、デザイン会社や広告会社、印刷会社をお客さんとして事業を行っていました。そこから事業を広げ、幅広い提案を行うためにデザインチームを立ち上げ、2008年頃からメーカーとの直接取引に注力するようになりました。中でも店頭什器などの「立体のデザイン」に強みを持ち、ただのグラフィックデザイナーではなく、立体のデザイン制作に強いデザイナーを育ててきました。
メーカーへのアプローチを進める中で、店頭プロモーション特化型のSP会社として「セールスプロモーションエージェンシー」という名前を掲げて事業を行うようになりました。
パッケージ化されている自社SPツールの開発と併せて、「すぐ乾く実験機をつくりたい」、「窯の空気の流れを表現してほしい」などのお客様からの個々の要望に合わせたカスタマイズ案件に対応する開発チームも設立しました。これらのことを通じて、店頭系の課題解決においては幅広く提案できるように成長していきました。
また最近では、製薬会社のお客さまが増えてきたことをきっかけに、品質管理に力を入れています。日本一の品質を保てる工場を目指し、POPを作るのにこんなに高品質の工場は他に無いよね、と言ってもらえるように粉塵が入らないように気圧管理をおこなったり、専用の作業着を用意するなど徹底した管理を行っています。
さらに、Webと店頭も切り離せない領域となっているため、Webコミュニケーション事業部を新たに設立したり、店舗の調査事業を行ったりするなど、次々に新たな挑戦をしています。
メーカーへのアプローチを進める中で、店頭プロモーション特化型のSP会社として「セールスプロモーションエージェンシー」という名前を掲げて事業を行うようになりました。
パッケージ化されている自社SPツールの開発と併せて、「すぐ乾く実験機をつくりたい」、「窯の空気の流れを表現してほしい」などのお客様からの個々の要望に合わせたカスタマイズ案件に対応する開発チームも設立しました。これらのことを通じて、店頭系の課題解決においては幅広く提案できるように成長していきました。
また最近では、製薬会社のお客さまが増えてきたことをきっかけに、品質管理に力を入れています。日本一の品質を保てる工場を目指し、POPを作るのにこんなに高品質の工場は他に無いよね、と言ってもらえるように粉塵が入らないように気圧管理をおこなったり、専用の作業着を用意するなど徹底した管理を行っています。
さらに、Webと店頭も切り離せない領域となっているため、Webコミュニケーション事業部を新たに設立したり、店舗の調査事業を行ったりするなど、次々に新たな挑戦をしています。
【イベントを活用して新たな取引先を発掘】
2009年から2015年まで、継続して宣伝会議のイベントに出展されている理由を教えてください。
東具は年間で5回の展示会に出展する、という方針で動いており、そのうち2つは毎年固定で出展しています。そのうちの1つが宣伝会議の「プロモーション&クリエイティブフォーラム」(※昨年までは「販促集客メディアフォーラム」)です。
このフォーラムには、第1回から出展しています。東具としてメーカーとの直接取引に注力する、という方向性にシフトしたのが2008年頃でしたが、ちょうどそのタイミングで販促集客メディアフォーラムの第1回開催が決定したので、出展を決めました。
2009年から2015年まで、7年間継続して出展している理由として、集客数ももちろんですが、来場者層が私たちが取引したいターゲットと一致している点があげられます。
フォーラムでは展示だけでなく、マーケティングに関連した面白い講演が沢山行われるため、メーカーのマーケティング部門、販促部門などの広告に携わる人達が多く集まります。バイヤーや同業者が主な来場者となっている展示会も多い中で、メーカーの方々と出会う機会であり、かつダイレクトに話ができる場であるということは、出展する側として貴重だと感じています。出展の効果としても、第1回目から今まで、宣伝会議のフォーラムがきっかけになり、毎年何件か実際の仕事につながっています。
また、出展した後に宣伝会議側にフィードバックをすると、何らかの形できちんと改善して返ってくる、というのも継続して出展したいと感じる点です。具体的には、通路幅をあえて狭めにつくり、盛り上がっている雰囲気づくりをして回遊率上昇につなげるのはどうか、というフィードバックをしたところ、次年度から通路幅の変更という形でブラッシュアップしてもらったこともあります。
出展側のアイデアが反映されていると、改めて出展する価値があると感じますし、そのブラッシュアップの迅速さが、ほかには無い良さだと感じます。
2009年から2015年まで、7年間継続して出展している理由として、集客数ももちろんですが、来場者層が私たちが取引したいターゲットと一致している点があげられます。
フォーラムでは展示だけでなく、マーケティングに関連した面白い講演が沢山行われるため、メーカーのマーケティング部門、販促部門などの広告に携わる人達が多く集まります。バイヤーや同業者が主な来場者となっている展示会も多い中で、メーカーの方々と出会う機会であり、かつダイレクトに話ができる場であるということは、出展する側として貴重だと感じています。出展の効果としても、第1回目から今まで、宣伝会議のフォーラムがきっかけになり、毎年何件か実際の仕事につながっています。
また、出展した後に宣伝会議側にフィードバックをすると、何らかの形できちんと改善して返ってくる、というのも継続して出展したいと感じる点です。具体的には、通路幅をあえて狭めにつくり、盛り上がっている雰囲気づくりをして回遊率上昇につなげるのはどうか、というフィードバックをしたところ、次年度から通路幅の変更という形でブラッシュアップしてもらったこともあります。
出展側のアイデアが反映されていると、改めて出展する価値があると感じますし、そのブラッシュアップの迅速さが、ほかには無い良さだと感じます。
今後、宣伝会議に期待することについてお聞かせください。
中小企業内でSP分野のスペシャリストを獲得する競争が加速している中、人材採用に関するサービスについては利用したいと思っています。宣伝会議のネットワークの中で、セールスプロモーション特化型の人材が集まるような場や、紹介制度があったら面白いのではないかと思います。
デザインの文脈でも、セールスプロモーションのデザインが業界の中でもっと浸透するようになれば良いなと感じています。
また、今後も展示会は継続して出展していきたいですし、宣伝会議の方でもさらに盛り上げていってもらいたいと考えています。
デザインの文脈でも、セールスプロモーションのデザインが業界の中でもっと浸透するようになれば良いなと感じています。
また、今後も展示会は継続して出展していきたいですし、宣伝会議の方でもさらに盛り上げていってもらいたいと考えています。
インタビュアーより
東具がメーカー企業との直接取引を強化した時期と、販促集客メディアフォーラムが始まった時期が重なる。この偶然の一致から東具のフォーラムへの出展が始まりました。しかし、その後8年間も継続して新規のお客さまの獲得につなげていること、広告主と直接の対面の場としてフォーラムを有効活用していることがインタビューを通して分かりました。今後も宣伝会議として、多くの広告主と、その販促をサポートする企業のマッチングの場として、リアルイベントのブラッシュアップに努めてまいります。
プロフィール
interview東具
専務取締役
芦田伊史氏