PR TIMES、全国5都市キャラバンセミナー実施の狙い!

株式会社PR TIMES

マーケティング本部 マネージャー
千田 里美氏

利用媒体:デジタルマーケティングカンファレンス (東京・大阪・名古屋・福岡・金沢)

2016.03.31

東証マザーズへの上場、新オフィスへの移転、広報・PR領域で躍進するPR TIMESの事業拡大戦略について、マーケティング本部 マネージャーの千田 里美氏に話を聞いた。

PR TIMESの事業内容について教えてください。

主な事業はプレスリリースの配信プラットフォーム「PR TIMES」の運営です。現在は12,000社、国内上場企業の4社に1社が当社サービスを利用して自社ニュースの発信をされています。最近ではBtoCの大手企業だけではなく、BtoB企業やローカル企業、スタートアップ企業など多様な事業体の皆様にご利用いただけるようになりました。

また、PR TIMESの提供するニュースリリース配信だけではなく、私たちが持つメディアとのリレーションとノウハウを活用し、企画立案・メディア戦略・コンテンツ制作など、企業のPR活動をトータルでサポートしています。

PR TIMESのニュース配信以外の部分での強みを教えてください。

PR TIMESはベクトルグループからスピンオフしたデジタル領域特化型のPR会社で、デジタル上のPR活動を強みとしています。リリース配信はあくまで、当社のサービス領域のごく一部になります。

ただリリースを流すだけでなく、自社のコミュニケーション戦略そのものにPR視点を入れたい企業は増えていますが、環境変化が激しいデジタル領域では、Webメディアとの深いリレーションを保てない、数多あるWebメディアの編集スタイルに適応できない、もしくはデジタルPRの専任担当者を置く余裕がないなど多くの課題があります。

当社は、プレスリリース配信のプラットフォームを運営する中で蓄積してきたWebメディア編集者とのルートと、読まれる・シェアされるリリースの膨大なアクセスデータを活用しながら、プロダクト価値の伝わりやすいPR企画ができるという部分が、PR TIMESならではのサービスだと思います。

全国でのセミナー開催の背景を教えてください。

地方で実績を持ち、PRの観点からも知財を多く持つ企業の皆様にサービスの認知を高めることが一番の目的です。2013年から2014年の1年間で約2倍の8000社まで増えた登録企業を、さらに倍の16,000社まで増やすことを目標に掲げていますので、必然的に首都圏だけでなく地方までサービスを広げていく必要があります。

地方企業の皆様へのサービス認知拡大を考えるにあたって、首都圏と比べ地方では、Webメディアへの掲載の重要性への理解がまだまだ薄い現状があります。「Webへの掲載は非効率、それよりも地元で有名になりたい」と考える企業も多い中、地元で有名になるためにもWebへの掲載に意義があることを知ってもらいたいと考えています。情報を多くのメディアに見つけてもらいやすくするためのWebだということを、現実感を持って理解してもらうため、セミナーの実施を決めました。
2016年1月29日に行われた、デジタルマーケティングカンファレンス(宣伝会議セミナールーム内)の様子

セミナーコンテンツに関して質問です。全ての地域で同じコンテンツ(動画PRについて)で実施されていたのは何故ですか。

どんな地域であっても企業の広報担当者・PR担当者は、リアルで実践的な情報を求めていると思います。広報・PRに関する話を聞ける場は他にもありますがリアルな部分は明確さを欠いているような感覚があるのではと思います。どんな風に記者と話して、彼らの反応はどうだったか、そして掲載に繋がるまでの具体的なフローは?と実は消化不良に感じる部分も多いはずです。

今回は、そのような部分をリアルに解説できるケースに絞り、どの地域でご参加いただく方にも分け隔てなくご紹介したいと思いました。動画に限らないPRの考え方を伝え、かつ当社はプランニングとプロモートを包括してサポートできる、ということを知って頂きたいという狙いがありました。

効果はどのように感じられていますか。

全国で約300名の方にお越しいただき、新たな企業と接点を持つことができたこと、当社のサービス領域について深い理解を促せたことが成果だと考えています。

1点目については、今までにない新たな企業の皆様と接点ができたので、例えば今年初めて動画PRにチャレンジしようと動き出す企業が出てくれば、そこからPR TIMESに相談が来る可能性を作れたことに意味があったと考えています。実感値として、地方をまわる中で改めて当社としてのチャンスがここにある、と感じました。

2点目は、接点自体は元々あったとしても、ニュースリリース配信サービスのみを利用していただいていた企業の皆様に、PR TIMESが提供する様々なサービスの存在を伝えられたことが成果だと考えています。特に、PR活動に重要な”光るネタ”を持つ企業の皆様に対しては積極的にPR TIMESの存在を訴求したいと考えていた中で、実際にその層にアプローチできたと感じています。

今後、宣伝会議に期待することを教えてください。

今後「PR TIMESはリリース配信の会社」というイメージから、「PR活動全般のパートナー」として見てもらえるよう自社のプロモーションを強めていく必要があると感じています。このイメージの転換を図る中で、訴求したいターゲットにネットワークを持つ宣伝会議と組んでいければと思います。

当社として、新しい企業の皆様との接点づくり、という課題は常にあるので、そのような出会いを生み出す場として宣伝会議のソリューションを活用していきたいです。

外苑前の新オフィス
https://goo.gl/maps/HXz7kyHinB82

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