CAが「ブレーン」上で自社のクリエイティブ力を訴求する理由とは?
サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 クリエイティブ・テクノロジー局
二宮功太氏
2015.11.20
インターネット広告代理店のリーディングカンパニーとして、「宣伝会議」や「ブレーン」にて様々な取り組みを行ってきたサイバーエージェント。今回は、インターネット広告事業本部 クリエイティブ・テクノロジー局の二宮功太氏に、これまでの活動を通しての宣伝会議への印象と今後の期待についてお話を伺いました。
【デジタルという強みを基軸に新たな広告を生み出す】
二宮様の所属されている、クリエイティブ・テクノロジー局についてお聞かせください。
一般的な部署である専門チームは、手法ごと(SEO、ソーシャルメディア、アドネットワークなど)に縦割りの組織となっていますが、私が所属するクリエイティブ・テクノロジー局はあらゆる手法をクライアントの課題に対してフルサービス・フルカスタマイズで対応する横断的な部署です。 サイバーエージェントの「デジタル」という強みを基軸にして、リアルイベントや紙メディア、OOHなどのアナログ手法と掛け合わせた時に、どんな新しい広告の形を生み出せるかに挑戦しています。
クリエイティブ・テクノロジー局として、今後どのような戦略をお考えですか。
以前は、企業の売上に直結するダイレクト領域はサイバーエージェント、ブランディング領域は他の代理店に、という使い分けが多くありました。
ただ、サイバーエージェントとしてダイレクト領域で成果を出していくと、クライアントの中での期待値が上がり、ブランディングも任せてみようという流れが増えています。
今後、大きな流れとしてデジタルシフトが進むのは間違いないので、そこに多面的に対応する部署としてしっかりと基盤を作っていきたいと思っています。
【クライアントに成果をアピールする場としての「ブレーン」】
クリエイティブ・テクノロジー局の戦略の中で、宣伝会議のリソースをどのように活用されていますか。
そして出稿を考える際も、クライアントが納得していないような中途半端なプロジェクトでは出すことはできません。だからこそ、「ブレーン」に掲載できるような、クライアントの成果につながる事例を作ろうと考えていますし、その想いが現場のモチベーションにも繋がっていると感じます。
そして成果を掲載することで、読者であるクライアントへのアピールにもなり、結果としてビジネスに繋がるという良い連鎖が生まれるように思います。
記事への反響という点で、何か感じることはありますか。
【マーケティング戦略に繋がるクリエイティブを見せていく】
サイバーエージェントとして、今後力を入れていきたい分野などはありますか。
そして、シェアが高まってきている今、更なる競争力や付加価値を追求すると、“クリエイティブの強化”がとても重要です。
経営陣だけでなく現場レベルにおいても、「クリエイティブに強いサイバーエージェントであろう」という意識が社内にとても浸透しています。
特にクリエイティブ・テクノロジー局ではBtoBtoCのビジネスをしているので、結果としてコミュニケーションの相手は生活者です。だからこそ、部署としても生活者に受け入れられる広告クリエイティブにおいては更に上を目指したいと考えています。
クリエイティブを単に押しだすなら、他のメディアの活用も考えられると思いますが、その中で「ブレーン」はどう位置づけて考えていらっしゃいますか。
今後宣伝会議に期待するソリューションはありますか。
また、人材育成の面においても、教育講座をより多く活用できると考えています。広告市場的に一流と位置づけられている方々から盗める事は多いですし、盗んだものと自分たちの強みを掛け算するよい機会でもあります。また、市場的にみれば仲間であり、競合のライバルでもあり、協業するパートナーである外部の人達と時間を共にすることは重要だと考えています。そうした場として、今後教育講座もさらに活用していきたいです。
インタビュアーより
プロフィール
interviewサイバーエージェント
インターネット広告事業本部 クリエイティブ・テクノロジー局
二宮功太氏