オンラインイベントやウェビナーから商談への転換に苦戦する企業が多いなか、ノウンズ株式会社は、宣伝会議の「リード獲得支援」を活用し、商談化率10%超えの実績を誇ります。
今回は、同社のマーケティングを担当する小野有貴氏と、同社の高い商談化率をサポートする「セルメイト」を提供するRECERO株式会社代表の田中大輔氏に、その取り組みと宣伝会議に対する今後の期待について話を伺いました。
記事のポイント
- マーケターのリード獲得はWeb広告だけでは難しい?
- 商談化率を高める秘訣は接触できるまでリードを追い切ること
- 今後は、宣伝会議主催のパーティーや交流会などリアルな接点に期待
リサーチクラウドサービス「Knowns Biz」とは
まず、ノウンズの事業内容について教えてください。
企業が何か新しく事業やサービスを始めるとき、エンドユーザーである消費者のことをより良く知らないといい企画は立てられません。当社では、アプリ経由で消費者1人ひとりの購買行動はもちろん、趣味嗜好や意識など充実した情報が紐づいたシングルソース・データを取得しています。そのためデータを遡れば、例えば「トヨタの車を買ったAさんはグミが好き」といった因果関係まで分かるのが画期的です。また、当社のSaaSをご利用いただく場合、クライアントはこれまで当社が実施してきたすべてのアンケート結果を閲覧でき、分析機能も使うことができます。
導入企業や導入メリットについて教えてください。
顧客企業やブランドごとに毎回調査をして提案資料を作ったり、「今日欲しい」と急に資料提出を求められたり、受注が決まっていない案件のために調査にお金を出してコンペ用の資料を作ったりするのは大変ですが、定額で一定量の情報が手に入るので、コストと時間面で重宝いただいています。
「宣伝会議 リードジェネレーション事業」導入のきっかけ
2023 年から「リードジェネレーションパートナー企画」をご活用いただき、2024 年も早々にリピートいただきましたが、その理由について教えてください。
こういう時は一度原点に立ち戻ろう。そう考えてターゲットなど振り返っていたときに思い出したのが、宣伝会議主催の「デジタルマーケティングカンファレンス」でした。あそこに来る人たちは当社のターゲットしかいない。そう考えて問い合わせたところ、半年間で2,000件のリード獲得をサポートする「リードジェネレーションパートナー企画」を提案いただきました。
高い商談化率を誇るフォロー体制をどう構築している?
リード獲得から商談化に進む確率は、一般的に2%、3%くらいが平均です。なぜ、ノウンズは高い商談化率を実現できるのでしょうか。
田中:「セルメイト」は、インサイドセールスのサポートを行うサービスですが、テレアポの代行サービスとは少し特色が違います。まず、手段は電話に限りません。メールや手紙など、お客様の状況に応じてさまざまな手段を駆使してアプローチします。そして、長期的にコミュニケーションを取りながら関係を構築していく。そうすることで、成約に近しい商談を生み出すことができます。
リードを獲得しても、その先の受注につながらないと意味がありません。CRMやSFAを活用したデータを駆使しつつ、どうアプローチすれば商談につながるか、どういうセグメントと相性がいいかといったことを分析しながら最適化していく。これが「セルメイト」の特徴です。
「セルメイト」のサポートは、具体的にどのような点が良かったのでしょうか?
田中:商談化率を高める秘訣はシンプルで、接触できるまでリードを追い切ることです。といっても、短期的な視点ではうまくいきません。半年後や1年後に商談につながる可能性もあるので、獲得したリードは長期的に資産化していく。こういう視点を持って営業に取り組んでいます。
今後の展望と、宣伝会議に期待すること
今後の展望と、宣伝会議に期待することについてそれぞれお聞かせください。
田中:たしかに、オンラインだけの取り組みでは接点を持つのが難しい人たちもたくさんいますから、スポンサーイベントでもいい、リードと直接接点を持つ機会の創出に今後も期待しています。
小野様、田中様。この度は取材協力をいただきありがとうございました。
宣伝会議では昨年度から、単発のイベント出展に加えて、半年間イベントに出展し放題+2000件のリードを提供する「リードジェネレーションパートナー企画」の案内を開始しております。
またRECERO社と提携し、リード獲得に加えて、アポ獲得までの支援も可能です。
マーケティング・広報部門のリード獲得にお悩みの際はお気軽にお問い合わせください。
プロフィール
interviewノウンズ株式会社(写真右)
マーケティング担当
小野有貴氏
RECERO株式会社(写真左) 代表 田中大輔氏