「顧客中心の経営」を提唱するAsobica、宣伝会議のイベント出展で新規リードの拡大を目指す

株式会社Asobica

マーケティング部
林 大貴氏

利用媒体:「リード獲得」「宣伝会議サミット」「アドタイデイズ」出展

2024.11.15

ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum」を提供するAsobica(アソビカ)は、顧客中心の経営の重要性や長期的な顧客との関係づくりを提唱しています。

新規顧客の獲得に宣伝会議のイベントを活用いただいている同社の林大貴氏に、イベント協賛の意図や手応えについて伺いました。

記事のポイント

  • 出展の決め手は、宣伝会議イベントの参加者にターゲット層=BtoCエンタープライズの含有率が高いこと
  • ネット広告などオンラインマーケティングではリーチできない方との接点作りをイベント出展で実現
  • 講演イベントではテーマを広く設定しつつ参加者の属性を見極め、届けたいメッセージを使い分ける
  • 今後は、広く多くの方との接点を持つこととキーマンと密に関わることのできるイベントに期待

ロイヤル顧客の育成にデータを活用

Asobicaの事業内容について教えてください。

林:Asobicaは「遊びのような熱狂で、世界を彩る」というミッションを掲げ、2018年に設立されました。私たちのビジョンは「顧客中心の経営をスタンダードにする」です。今後の経営において重視する指標は、新規獲得よりも顧客満足度やリピート率で、これらを向上させるには、顧客を理解し、寄り添い、長期的な関係を築くことが不可欠です。当社が考える「顧客中心の経営」とは顧客データ、顧客体験データ、顧客の声を企業経営の意思決定に活用し利益を伸ばす経営手法で、その中心にあるのは自社のロイヤル顧客であると考えています。

経営のあり方を、企業・商品中心から「顧客中心」にシフトし、顧客と向き合う企業をもっと世界に増やしていくため、Asobicaでは、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum community(コーラムコミュニティ)」の提供を行っています。「coorum community」はノーコードのコミュニティ運営からロイヤル顧客のデータ分析をワンストップで行い、顧客起点のマーケティングを実行するサービスです。

コミュニティから得たゼロパーティデータを元にマーケティングの意思決定をして、マーケット全体へ還元していくことができます。顧客体験を可視化し顧客理解を深めることで、新たな仮説の発見と価値共創が可能になりました。ロイヤル顧客の体験価値向上、ロイヤリティ育成(一般〜認知未購買層)、カスタマーサポートの最適化など、お客様の課題に合わせた活用方法が可能です。

宣伝会議のイベントを選んだ理由とは

BtoBマーケティングの戦略について教えてください

林:オンラインでは広告とSEO対策を通して、資料請求や問い合わせを増やすための取り組みを行っています。あとは自社セミナーを開催したりして、ナーチャリングを頻繁にやっています。オフラインでは、宣伝会議のイベントなどに出展して、リード獲得を目指しています。

私たちのサービスはBtoCのエンタープライズ企業に特化しているので、どうしてもオンラインマーケティングではリーチできない層が一定数います。そのため展示会やカンファレンスで、例えお客様の熱量は低くてもリーチできる層が多いイベントには、ブランディングの観点も兼ねて出展しています。
Asobica 林大貴氏

宣伝会議のイベントをご活用いただいている理由について教えてください。

林:ターゲットの含有率が高いという点です。他社のイベントにも参加するのですが、貴社のイベントは何回か出展しましたが感触がよく、実際数字で見てみても該当するターゲットが高いので、出展する判断をしました。当社にとって必要なのは、各企業の業種と売り上げを見ています。

イベントの出展ではどのようなことを工夫していますか。

林:カンファレンスは抽象度高めの話をするようにしています。例えば「アドタイデイズ 2024(秋) 東京」では「顧客体験の再定義により、戦略と施策のギャップを埋めるための解決策の提案顧客体験の再定義」をテーマにマーケターを対象とした講演をしました。このようにカンファレンスでは多くの人に納得感を持っていただくため概念的な話をして、参加者がどの業界が多いかによってキーワードを変えています。いろいろ試行錯誤しています。

今後、期待することについてお聞かせください。

林:出展してすぐに受注に至るのは難しいですが、コミュニティ施策は時間がかかるので、長期視点で考えています。

期待としては、まず新規の顧客を増やしたいということ。大手をはじめとする企業のリードをより多く獲得したいと考えています。もう1つはBtoC企業のキーパーソンとの接点を築きたいということです。多くの方にお会いするという広さと、大事なお客様になりうる方と密に関わるという深さとを大事にしていきたいと考えています。

林様。この度は取材協力をいただきありがとうございました。

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